朗読者4人による語りと
ヴァイオリン、チェロ、ピアノの3人の奏者によって奏でられる
ベートーヴェンの数々の名曲
ドイツが生んだ偉大な天才作曲家・ベートーヴェン。彼の死後、秘密の戸棚から三通の恋文が発見されました。しかし手紙には相手を"不滅の恋人"としか称しておらず、今なお解明と研究が行われております。本作はこの音楽史上最大のミステリーを巡る朗読と天才作曲家ベートーヴェンが生み出した名曲の生演奏の融合したリーディング・コンサートです。
本作の上演にあたり、主演のフェルディナント・リース役に数々の舞台、ドラマで秀逸な表現力と比類なき存在感を放つ八乙女光(Hey!Say! JUMP)が決定致しました。2019年の舞台以来、実に5年ぶりの本格的舞台出演になります。構成・演出は読売日本交響楽団のチェリスト渡部玄一が担います。ベートーヴェンが遺した最大のミステリーをリーディングと本格的なクラシック演奏との融合によってかつてない朗読音楽劇をお届けいたします。
Story
1827年3月26日。一人の偉大な音楽家がこの世を去りました。ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーベン。享年56。その死の翌日、戸棚に仕掛けてあった秘密の場所から有価証券と共に三通の恋文を見つけました。しかしその恋文には具体的な相手の名前は記載されておらず、「我が不滅の恋人」としか記されておりませんでした。
会うことが叶わない相手へ一刻も早く伝えたいという情熱が迸る恋文。しかしなぜ、この恋文がベートーヴェンに自宅にあったのか。そしてこの女性は一体だれなのか。ベートーヴェンの弟子フェルディナント・リースはベートーヴェンの想いを察し、この女性にベートーヴェンの思いを伝えるべきなのではないかと決意。そしてリースは手紙を手掛かりにその女性を探す旅に出るのでした。
やがてリースは出会った女性たちからベートーヴェンの意外な素顔を知ることになります。天才音楽家として、誰よりも完璧に持たなければならない聴覚を失い、絶望した時期。報われない恋に何度も身を委ね、師であるベートーヴェンも一人の弱い人間であったと。そしてついに“不滅の恋人”が明らかに・・・。